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ローリングストーンズ来日! 転がり続けるレジェンド ロックの鉄人たち [ロック]

ブリティッシュ・ロックの震源地=アレクシス・コナーズ

オロオロさん ついに!ザ・ローリングストーンズが来日しました。そこで今日は、70になっても転がり続ける最年長ロックバンドとは何か?みなさんに語り合っていただこうと思います。なお、ジタバタ氏とあたふた君は今日は二日酔いで来られないとのことでした。

サティスファクション氏   別に奴らを呼ぶこたあねえぜ。ダジャレばっか言ってるしな。
ジャンピンジャック氏   それで、ストーンズって一言で、短時間では語り尽くせないよ。
オロオロさん では、しぼってまいりましょう。70歳ロックバンドって何?
サティスファクション氏 ストーンズ見てると年って関係ねえって気がするぜ。
ジャンピンジャック氏 その通り、YouTubeで去年のハイドパーク・ライブ(アゲイン)見たけど、ますます年季が入って渋い味出してたよ。
ミクストエモーション君 ハイドパークってあの伝説のフリーコンサートでしょ?
サティスファクション氏 69年7月に開催された、ブライアン・ジョーンズが死んだ直後のコンサートだ。これはビデオ化されてるから見た奴も多いだろう。
ジャンピンジャック氏 ミック・テイラーが初登場したライブでもあるな。
オロオロさん それで今回ミック・テイラーさんも出演するのね。
ジャンピンジャック氏 デビュー50周年ライブではビル・ワイマンも登場してる。
ウォーキング・ドッグ氏   ディック・テイラーって知ってるか?
ミクストエモーション君   知りません。
サティスファクション氏   ストーンズの初代ベーシストだぜ。プリティ・シングスのギタリストだ。
ウォーキング・ドッグ氏   もし彼がストーンズのメンバーだったら、どうだったろう?
ジャンピンジャック氏   考えたこともないよ。プリティーズで成功してるからな〜。
サティスファクション氏   ディックがメンバーだったら、ベーシストのままだろう。それがいやでストーンズを飛び出したんだ。その後、ロックオペラの先鞭つけたり、グラミーアルバム作ったり、今も活動してるんじゃねーの。
メモリーモーテルさん   ちょいと、みなさん、マニアックになってきたんじゃない。あたしにはついてけないわ。
ウォーキング・ドッグ氏   わしが言いたいのは、結成当時を一度振り返ってもいいってことだ。あんたがた若いもんは、勉強だと思って聞くがいい。
そもそも、60年代のイギリスではブルース熱が高まり、いくつものブルースバンドが誕生してたが、中心となったのはアレクシス・コナーズ・ブルース・インコーポレイテッドだ。
サティスファクション氏   そこにブライアン・ジョーンズやチャーリー・ワッツがいたんだよな。ジョン・メイオール、ジンジャー・ベイカー(クリーム)、アラン・プライス(アニマルズ)など、のちのブリテッシュロックの大御所たちが門下生だったんだ。
ジャンピンジャック氏   友達だったミックとキースがある日、ブライアンのステージを観て驚き、即仲間入り。アレクシスの門下生となった。アレクシス門下はたくさんいたから、いろいろ組み合わせてバンドをたくさん作ってったんだよな。
メモリーモーテルさん   ジャニーズみたいに?
ウォーキング・ドッグ氏   そう、そう考えればわかりやすい。その一人がさっきのディック・テイラーだったんだな。その後、ジョン・メイオール門下からエリック・クラプトン、ピーター・グリーン(フリートウッドマック)、ミック・テイラーなどが輩出してる。アレクシス門下からは、ロバート・プラント(レッド・ツェッペリン)も出てるぞ。
メモリーモーテルさん   すごい面々ね。
ミクストエモーション君   まさにブリティッシュロックの震源地だったんですね。アレクシス・コナーズってのは。
オロオロさん   日本で言えばジャニー喜多川さん(笑)。
ウォーキング・ドッグ氏   ただ、違うのはアレクシスに商売気はなかったってことだ。好きな連中がてんでにバンドを組んで、その後のし上がっていった。
サティスファクション氏   その一つがストーンズってわけだ。
ウォーキング・ドッグ氏   そう、そうやって腕を磨いた初期の連中は、みな息長く活躍してるだろ。
ジャンピンジャック氏   クラプトンはついこないだ来日して、衰えぬところを見せてったばかり。
ミクストエモーション君   ジェフ・ベックは4月来日。
サティスファクション氏   4年前にザ・フーの横浜ライブを見たぜ。まったく衰えなかったどころか、音楽的に進化してたよ。
ジャンピンジャック氏   レッド・ツェッペリンの1回だけの復活コンサートは大評判だった。
ウォーキング・ドッグ氏   そう、骨のあるロックはますます元気だってわけだ。
メモリーモーテルさん   ストーンズは、その代表格なのね。

たくさんあるぞ!好アルバム

オロオロさん   さあ、じゃあ次は、みなさんの好きなストーンズのアルバムとか曲は何?
ミクストエモーション君   僕は「ビガーバン」だね。新しいストーンズとレジェンドが同居してますね。
サティスファクション氏   俺は何と言っても「アウトオブアワーヘッズ」だな。サティスファクション、ザ・ラストタイムが入ってるのはもちだが、クライ・トゥ・ミーとかザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラブイズなどのソウルナンバーが何たってすごい。
ウォーキング・ドッグ氏   あれはすごいな。しかし、ファーストも捨てがたい。初期のストーンズの瑞々しさと黒人音楽への傾倒ぶりがふんだんに盛り込まれてるな。ちなみに、アルバムのラスト曲、ウォーキング・ザ・ドッグは、エアロスミスのファーストアルバムのラスト曲でもあり、ラットのファーストアルバムのラスト曲でもある。
サティスファクション氏   ストーンズへのリスペクトなんだ。
ジャンピンジャック氏   俺が好きなのは、「スティッキー・フィンガーズ」や「エグザイル・オン・メインストリート」だな。特にスティッキー・フィンガーズの中のキャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキングは最高だね。
サティスファクション氏 そいつはロックバンドのバイブル的な曲だぜ。
ジャンピンジャック氏 ライブで言うなら72年ツアーがいい。キースのどろどろしたリフとミック・テイラーの鋭いリードが絡み合うのがたまらねえ。
ミクストエモーション君 それ、レディース&ジェントルメンって題で映画化されてるでしょ。僕そのフィルムコンサートを武道館に見に行ったよ。幻のストーンズ来日の年のライブ映画。
メモリーモーテルさん あたしも行ったわよ。ポスターもらっちゃってね。部屋に貼ってあるわ。で、あたしはやっぱり「ブラック・アンド・ブルー」ね。メモリー・モーテルはしびれる。ミックの情感たっぷりの歌声、キースのしぶいのど、いいわねえ。それに愚か者の涙とかバラードが聴かせるわ。ロニーがフューチャーされたヘイ・ネグリータもかっこいい。
ジャンピンジャック氏 89年の「スティール・ホイールズ」はエポックメイキングなアルバムだな。
ウォーキングドッグ氏 うん、その中のコンチネンタル・ドリフトはモロッコで録音したんだろ。ブライアンゆかりの。この曲ってジョン・コルトレーンの名曲ラブ・シュプリームに通じるところがあるな。
ミクストエモーション君 う〜ん、深いな。僕もこのアルバム好きですね。ミクスト・エモーションが入ってるし。
サティスファクション氏 変わったところでは、68年のロックンロール・サーカス。ゲストが豪華で、ジョン・レノン、ザ・フー、エリック・クラプトン、ジェスロ・タルなど。ストーンズのパフォーマンスも秀逸だな。
ジャンピンジャック氏 サーカスのアイデアはスモール・フェイセスのロニー・レインのものだとか。
ウォーキングドッグ氏 ロック史を語る上でも貴重なフィルムだな。

オロオロさん さあ、話は尽きませんが、時間は尽きてしまいました。このへんで終わらせていただきます。みなさん、どうもありがとうございました。なお、ストーンズの公演は2月26日を皮切りに、3月4日、6日、東京ドームで行われます。あたしも見に行きますっ!


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